地震や水害、火災、雷、停電などの自然災害だけでなく、今日ではテロ、ハッカー、ネット・ウィルス、操作ミスなど人的な要因によっても、コンピュータシステムやデータは大きな障害を受けている。さらに、それによって業務や事業が中断あるいは停止に陥り、その企業や事業所が信頼性を損ねるなど、災害は経営面にも多大な損害を及ぼしている。
その回避策として注目されているのが、災害時においても業務の継続を可能にするディザスタ・リカバリーソリューションである。9・11同時多発テロ以降、米国を中心に広がり、日本国内でも関心が高まりつつある。
ディザスタ・リカバリーソリューションのサービス提供を早期から展開してきた当社は、データセンター移転プロジェクトでストレージ技術やネットワーク技術を駆使し、大容量のデータ転送やシステム移管作業時間の短縮の実現などでも実績を挙げている。
当社のディザスタ・リカバリーソリューションである「災害時における事業継続プラン」の実現に向けて、これまで培われてきたノウハウをまとめ「各作業フェーズにおける留意点」として紹介する。作業フェーズは、「システム設計」「システム構築」「システム運用」の3つ。それぞれのフェーズで注意すべき点を取り上げる。作業フェーズはいずれも重要であるが、特にシステム運用では、通常時だけでなくディザスタ(災害)時を想定したリハーサルの実施とその検証を繰り返すPDCAサイクルの重要性についても紹介する。 |