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アフターレポート
CSKシステムズ ソリューションセミナー
「形式手法が創る高信頼性ソフトウェアの世界」
〜VDM研究会設立記念セミナー〜
2006年3月8(水)、「形式手法が創る高信頼性ソフトウェアの世界」のセミナーを開催しましたので、その内容を紹介します。当日は多数のお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。
開催案内
日時
2006年 3月 8日(水) 14:00 〜 17:00
会場
CSK青山ビル 3階 セミナールーム
〒107-0062 東京都港区南青山2-26-1
主催
株式会社CSKシステムズ
プログラム
開会挨拶
株式会社CSKホールディングス 代表取締役 有賀 貞一
当社では従前からVDM の普及促進を図ってきました。実プロジェクトへ適用し、生産性、品質ともに期待を上回る効果を上げております。仕様が厳密で洗練されていると、ソフトウェアの作成者は、仕様の理解で苦しむことは少なくなります。叙述文仕様の行間と紙の裏を読むという、本来ソフトウェア作成者の仕事でない作業は、ほとんど不要となるからです。その結果、仕様の解釈違いも発生しなくなります。ソフトウェアの作成に新しい時代が到来するのです。
セッション1: 「形式手法の系譜 〜VDMを中心として〜」
九州大学 教授 (VDM研究会会長) 荒木 啓二郎 様
九州大学の荒木教授からは、形式手法の多様性について理解を深めるために、VDM を中心として、いくつかの主要な形式手法について、その特徴および相互の関連をお話いただきました。抽象度の高い形式的記述はシステムの本質を突き詰めることが出来るとして、注目を集めつつあります。多種多様な形式手法を実践的研究を通して紹介していきたいと、研究会の抱負も語っていただきました。
セッション1資料 [ 340KB ]
セッション2: 「モバイル FeliCa ICチップの開発における形式仕様記述手法の導入」
フェリカネットワークス株式会社 開発部ソフトウェア開発課 統括課長 (VDM研究会会員) 栗田 太郎 様
フェリカネットワークス株式会社の栗田様からは、携帯電話組込み用ICチップファームウェア開発において、形式仕様記述手法を導入した経緯とその効果についてお話いただきました。形式手法を実践された立場から、「形式手法7つの神話」(Anthony Hall, 1990)をもとに、現場の生の声を交えながら世の中に蔓延する同手法に対する様々な誤解を説明していただきました。
セッション2資料 [ 483KB ]
セッション3: 「VDMモデリング入門」
株式会社CSKシステムズ 組込システム事業本部 理事 (VDM研究会会員) 佐原 伸
当社組込システム事業本部の佐原からは、オブジェクト指向形式仕様記述言語VDM++ の特徴と、それを用いたモデル化の手法について簡単な実例を通して、要求仕様モデル作成の方法を紹介しました。モデルを構築する過程とモデル記述に使われる要素とVDM++ による具体的な記述方法を見ていくとともに、UML 等のモデリング手法との関連を明らかにしていくことで、VDM モデリングの理解を深めていただく説明をしました。
セッション3資料(1) [ 667KB ]
セッション3資料(2) [ 117KB ]
閉会挨拶
株式会社CSKシステムズ 組込システム事業本部 理事 小川 千之
高い信頼性を持ったソフトウェアの構築を支援するために、当社は数学的モデル化手法に関心のある、ユーザ、ベンダー、学会の方々と共同でVDM 研究会を発足させました。研究会は今後多数の関係者に参加を呼びかけ、より広いコミュニティへと発展させる計画です。また、VDM をより身近な手法として活用していただくために、ウェブサイトも開設いたしました。ユーザ同士の情報交換の場として、是非ご利用ください。
VDM Information Web Site