近年の世界的な経営環境の急激な変化により、企業の経営管理方法は絶え間ない進化を求められています。四半期開示、セグメント情報開示といった新しい会計制度への対応に加え、M&Aを活用した拡大・再編戦略、海外展開など、グローバル企業として連結ベースで経営管理を行うことは企業活動の前提となっています。一方、膨大な経営情報は、過去の数値を使った詳細な分析業務を生み出すだけに終わっているケースも多くあります。そこで、真のグループ経営を実現するために未来志向の連結経営管理のフレームワークとして、トータルパフォーマンス評価と業務パフォーマンス管理の2つを提示します。
トータルパフォーマンス評価とは、ビジョン、経営戦略を達成するための経営活動に対する評価を実施するものであり、全社の経営活動状況および事業部の評価を、主に財務指標によりモニタリングすることです。また、業務パフォーマンス管理とは、生産・販売といった業務オペレーションにおいて、予実管理と着地点管理を行うことで、異常やリスクを検知し、またその要因を把握し、改善アクションをとることのできる指標をモニタリングすることです。
未来志向の連結経営管理の実現に向けたアプローチとしては、いままでのトップダウン型アプローチによる情報の「見える化」だけに終わらせないために、改善アクションにつながるボトムアップ型アプローチを併せて採用することが有効であると紹介しました。