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2001年 07月 19日 PDF
株式会社CSK
インターネット自然誌GIS「環瀬戸内いきものマップ」を開発・導入
〜各地の博物館に収蔵される10万件のデータをインターネットから検索・閲覧〜

 株式会社CSK(以下、CSK)は、環瀬戸内地域(中国・四国地方)自然史系博物館ネットワーク推進協議会(以下、協議会)(※1) より委託を受けて、インターネット自然誌GIS(地理情報システム)「環瀬戸内いきものマップ」を開発し、本年7月よりシステム稼動致しました。

 「環瀬戸内いきものマップ」は、自然を愛好し学びたいという市民の利用を目的とする、インターネット上の地図付きデータベースです。 自らの生活地域に生息する鳥や昆虫について、過去の調査記録をホームページを扱う気軽さで、地図上に表示させながら調べることができます。
 各地の自然史系の博物館は、植物や昆虫などの様々な動植物の標本や、研究資料を収蔵している自然情報の宝庫です。 しかしこれまでは、各博物館個々に情報を保存・管理しているのみで、徐々に高まる市民の環境への関心に応えきれなくなっていました。
 「環瀬戸内いきものマップ」では、複数の博物館の情報を共有し、一元化した情報を体系的に閲覧することができます。 利用者は、生物の名前を入力すると、過去に採取、目撃された場所が地図上に点や範囲で表示され、分布図が描かれるとともに、個別の標本データを見ることが出来ます。 また都市開発における環境破壊について考えるツールとして利用することもできます。
 また、単に閲覧するのみでなく、市民自らが観察・採集した昆虫や植物などの情報を、インターネット経由で地図上に登録・公開がすることができ、 手軽に博物館に成果を公表することができる仕組みとなっています。(学芸員が公開の可否判断をします)
 開設当初は、近畿地区の2つの博物館(大阪市立自然史博物館と兵庫県立人と自然の博物館)が所蔵する鳥、魚、昆虫、植物などのデータのうち約10万件の閲覧が可能であり、 地図領域は西日本全域をカバーしています。(今後、順次拡張予定)
 協議会は、「環瀬戸内いきものマップ」を利用して市民の自然学習に役立てていくほか、今年度中に協議会に参加する7つの博物館すべての協力を得て、 環瀬戸内地域全域の情報を提供できるシステムを目指します。
 CSKでは、今後も引き続き本システムの情報の整備・システム運用を務めるとともに、全国の自治体への横展開を図りたい考えです。

  • インターネット自然誌GIS「環瀬戸内いきものマップ」について
    【システム概要】
     本システムは、インターネットを介して複数の博物館が標本データベースを共有する分散システムで、 図の拡大・移動などの操作がサーバーに負担をかけることなくユーザーの端末上でおこなえるJAVA2アプリケーションの利点を活かした高度なインターネット技術を利用しています。 また、サーバー運営面ではホームページ作成の要領で学芸員が自ら利用者にわかりやすい柔軟な情報提供をできる、拡張性と操作性に優れたシステムです。

    (1)基本システム: [端末側]JAVA2アプレット
    [サーバー側]cgiプログラム
    (2)データベース提供: 大阪市立自然史博物館、兵庫県立人と自然の博物館
    (平成13年度中に倉敷市立自然史博物館などが参加予定)
    (3)端末側の要求性能: JAVA2アプレットの動くブラウザーを載せたパソコン
    (Windows98以降であればプラグインを追加することで可能,MacはMac OS Xで対応予定)
    (4)検索・表示情報: 上記2博物館が保有する、昆虫・魚・鳥・植物などの標本や観察記録、資料情報などのうち、 位置情報付き電子データのある約10万件の情報が検索可能。

    【利用者登録】
     一般のインターネットユーザーにはインターネット上から利用者登録を行うことで利用が可能となります。
    (以下のページにて登録申し込みが可能です)

    公開ページURL:http://www.naturemuseum.net

    (※1)環瀬戸内地域自然史系博物館ネットワーク推進協議会
    文部科学省の科学系博物館活用ネットワーク推進事業に基づき、平成12年度より2ヶ年の計画で設立しました。 大阪市立自然史博物館を事務局とし、兵庫県立人と自然の博物館・倉敷市立自然史博物館など7館園2組織と共に、 自然観察会などの体験プログラムや、「総合的な学習の時間」で利用できる素材の開発など各種の共同事業を行っています。


以上
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